【2006年最高条件の恒星食】 小惑星(22)Kalliope による 9.1等星の食 / 衛星による食にも注目 (更新:2006.11.7) この現象は、国内で見れる2006年の小惑星による恒星食の中でも、最も好条件の現象とい って良いものです。また、この小惑星カリオペ(22 Kalliope) は、衛星リヌス(Linus) を従えており、衛星による恒星食が観測される可能性もありますので、掩蔽帯から遠い地 域でも注目してください。 現在までに発表されている、2件の予報図を以下に示します。Steve Preston(IOTA)による改良予報 掩蔽帯経路図,詳細データ 等 現在世界中で参照されている、プレストン氏(IOTA) による予報です。
IMCCE & IOTA Europe による予報図 今回のKalliope の衛星 Linus による食を目的に IMCC J.Berthier 博士により計算され、IOTA Europe J.Lecacheuxshi氏により提供された予報図です。小惑星本体による掩蔽帯を赤で、衛星による 掩蔽帯を青で示しています。ただし衛星の掩蔽帯には大きな誤差があり、少なくとも大阪 から北海道全域がその可能性圏内となります。本体の掩蔽との時刻は最大 70秒程とされています。 IMCCE の予報によると、プレストン氏の予報に対して小惑星本体の掩蔽帯もやや西よりですので、 予報を過信せずに広い地域の観測者が得られますよう期待しております。 【関連のリンク】
アストロアーツ天文ニュース 「11月8日明け方、今年最高条件の恒星食」
■ 2006. 11.8 04h49〜52m JST 恒星 :TYC 1886-01206-1 9.1等 赤経 06h 17m 54.067s,赤緯 +27°11' 49.12"(J2000) ふたご座とぎょしゃ座の境界付近 ぎょしゃ座44κ星の南 約 2°22’ 6’ 東に HIP29955 (6.7等)がある 小惑星:(22)Kalliope 10.7等 推定直径 181km 減光 :約 1.8等 継続時間は最長 30.1秒 掩蔽帯:関東地方東部,東北地方,北海道西部 ランク:99ポイント ランク=減光の観測される可能性を示す指標。高ポイントほど確率が高い。 Star : TYC 1886-01206-1 (mag 9.1) Asteroid : (22)Kalliope (mag10.7)広域星図 The SKY 6 により作成
視野5度平方 The SKY 6 により作成 Steve Preston(IOTA)による改良予報 掩蔽帯経路図,詳細データ 等
観測に成功されたら...
必要なデータは、
1.観測者氏名および氏名のローマ字標記
2.観測地および観測地の経緯度と標高,測地系
3.観測開始と観測終了の時刻
4.減光が観測されたか? 減光が観測されなくとも重要なデータです。
5.減光がおきた場合の時刻:減光開始の時刻および減光終了の時刻
6.観測機材
7.時刻保持の方法
です。観測は眼視によるものでも重要なデータとなりますが、可能な方は、是非
ビデオによる観測をお願いいたします。時刻保時のためには、極力、GPS時計、
短波時報(外国)などの正確な時報を用いてください。固定電話による117時報も
0.03秒程度の信頼性があります。携帯電話の時報、電波時計、は1秒以下の遅
れがありえますので、前述の時報が得られない場合に使用してください。
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